立会い出産を決めたら
ママや赤ちゃんが命がけで望むのが出産です。 そんな場面にパパが立会いするかしないか、迷ってしまう場合も多いと思います。
ママだけでなくパパの気持ちも尊重しながら、夫婦で一緒に「立会い出産する」と決めたのならば、準備しなくてはならないことがたくさんあります。
まずは「出産とはどういうものか」を知ることが大切です。 自然分娩で出産をする場合は特に、突然始まることがありますのでパパもしっかりと勉強しておくと良いでしょう。
立会い出産までの流れを知っておこう
出産の始まりは人によって異なります。 その為、「そろそろ病院に連絡したほうが良いサイン」が出た時に、パパが一緒にいないかもしれません。 もし一緒にいた場合は、ママの不安を和らげるためにもパパ自身もしっかり流れを知っておいてもらうようにしましょう。
破水や陣痛、おしるしなど「そろそろ病院に連絡したほうが良いサイン」をしっかり頭に入れておくことで、いざという時に慌てずに済みます。
病院に電話をして、いざ入院となった場合に慌てないよう、病院についてからの「入院の流れ」もしっかり頭に入れておきましょう。
【入院までの流れ】
予め用意しておいた入院グッズをもって病院へ向かいます。 看護師さんの指示に従って入院手続きなどを済ませる必要があるので、パパがしっかりサポートをしてあげましょう。
病院の先生が行うママの診察が終わるのを待ちます。 人によってはそのまま分娩室に入ったり、逆にまだ生まれる気配がないからといって病室に通される人もいますので、しっかり状況を把握しましょう。
状況に応じてママのサポートをしてあげましょう。
立会い出産でパパが準備しておきたいこと
立会い出産をしたいと考えているパパ自身も、予め準備しておきたい事がいくつかあります。 突然出産が始まってもスムーズに立会いができるよう、早いうちから準備をしておきましょう。
【ママとしっかり話し合っておく】
予定日が近づいたらパパの一日の予定などを共有しておくことも大切です。 会議などで連絡の付かないタイミングは会社に連絡するなど、予め決めておきましょう。 また、入院したタイミングや赤ちゃんが生まれたタイミングで「誰に知らせるか」も予め共有しておくと良いでしょう。
【職場に伝えておく】
パパが立会い出産で抜けるために、仕事の調整や人員の調整が必要な場合もあります。 会社に迷惑がかからないよう、ママの妊娠が分かったら、早めに職場にも伝えておきましょう。 そして予定日が近づいたら改めて会社や同僚、上司に伝え、仕事の調整をしておくとスムーズでしょう。
また、予定日が近づいたら飲み会などの席では飲酒を控えることも大切です。
【予定日が近づいたらいつでも連絡が取れるように準備する】
出産予定日が近づいたら、お互いの1日の予定を共有したり、いつでも連絡が取れるようにしておくのも大切です。 立会い出産でカメラを回す場合は、しっかり充電されているかのチェックもぜひお忘れなく!
立会い出産へ向けて準備をしよう
一通り出産までの流れを理解したら、立会い出産に向けて準備をしましょう。 立会い出産と言ってもパパが特に何かをするわけではないですが、痛みや不安と戦うママにとってはパパがいてくれるだけでも安心です。 そしてさらに出産で頑張るママのためにパパができることがありますので、いくつかご紹介します。
【一緒に呼吸法を実践する】
出産というとラマーズ法という呼吸法を思い出す人もいるくらいポピュラーな呼吸法ですが、実際のやり方や目的を知らないパパもいます。 両親学級などでも教えてくれますので、ママの陣痛の痛みが少しでも軽くなるよう、一緒に呼吸法を実践してあげましょう。
【ママの要望を聞きながら動く】
陣痛中はママも痛みで余裕がありません。 好きな音楽をかけてあげたり、うちわであおいであげたり、汗を拭いたりなど細かいサポートをしてもらえるととても安心します。 また、飲み物を飲ませてあげたりするのも助かりますので、予めペットボトルに付けられるストローキャップなどを用意しておくと良いでしょう。
【痛みを逃がすためのサポート】
陣痛の痛みを和らげるために、背中や腰などをさすってあげるのも効果的です。 ママの希望に合わせてさする場所や強さなどを調整してあげましょう。
まとめ
我が子が誕生する瞬間を夫婦で共有できる「立会い出産」は、何事にも代えがたい思い出になります。
ママやパパの気持ちを尊重して「立会い出産をする」と決めたら、夫婦で出産についてしっかり話し合いましょう。 そして陣痛の痛みや分娩についての知識を深め、立会いをしているパパにしかできないベストなサポートをしてあげましょう。
また、分娩の状況によっては急遽帝王切開に切り替わり、立会いができなくなることもありますので、パパ自身も臨機応変に動けるようにしましょう。