帽子は新生児の頭を守ってくれる
赤ちゃんにも帽子が必要なの?と疑問に思う方もいるかもしれません。ですが実は、帽子は赤ちゃんの身を守ってくれるアイテムでもあります。
赤ちゃんにとっての帽子はただのファッションではなく、まだ生えそろっていない髪の毛の代わりに頭を保護してくれる役割を果たしてくれるのです。
特に新生児の頃はまだ頭蓋骨が柔らかい為、帽子をかぶって頭を保護するメリットが大きいものです。
では、新生児の身を守る為の帽子にはどんなものがあるのでしょう。種類別の用途を知って赤ちゃんに最適な帽子を選びましょう。
新生児に帽子が必要な理由と用途
新生児にとって帽子は髪の毛の代わりに頭を保護してくれると述べましたが、具体的には以下のような役割を果たします。
・衝撃からの保護
・防寒対策
・紫外線対策
特に秋冬に生まれた新生児にとっては、帽子をかぶる事には大いに意味があるのです。
では、どんな時にどんな帽子が適しているのか、それぞれの帽子について用途を知っておきましょう。
帽子によって適切な役割を果たしてくれるので、状況に応じて使い分けることも有効です。
新生児の期間は短いので、たくさん帽子を揃えるのはもったいない・・・そんな思いもありますが、様々な帽子を持っておくと役立ちます。
【衝撃】から新生児の頭を守る帽子
頭蓋骨の柔らかい新生児の頭を守る目的として活躍してくれる帽子は大きく分けて2種類あります。
・布製の帽子
・ヘルメットタイプの帽子
分厚い生地で作られた帽子なら、万が一頭の上に何か落ちたときにも衝撃から頭を守ってくれる効果が期待できます。
もちろん、衝撃を100%ガードとはいかず、頭の保護だけのために選ぶには物足りない場合もありますが、防寒目的と兼ねる場合には一石二鳥になります。
一方で、衝撃を和らげることにさらに特化したヘルメットタイプの帽子もあります。
新生児期を過ぎ、おすわりやつかまり立ちをするようになると、転倒などで頭をぶつけることがあります。
ヘルメットといっても、自転車用のヘルメットのような素材ばかりではなく、クッションのような衝撃を吸収できる素材である事が多く、デザイン性にも優れたものがたくさんあります。
厳密には帽子とは少し違いますが、ドーナツ枕のようなクッション付きで背負えるデザインのものもあります。
ヘルメットタイプの帽子は衝撃から頭を守る効果が高く、素材も軽く締め付けがない為、赤ちゃんも違和感なくかぶってくれそうです。
【寒さ】から新生児の頭を守る帽子
秋冬生まれの新生児は、髪の毛も生えそろっていないことが多く、冷気で頭が冷えやすくなってしまいます。
大人の防寒対策で帽子をかぶる人が多い様に、頭は寒さや暑さを感じやすい場所。
新生児は部屋の中で過ごす時間が大半ですが、寒さで風邪をひいてしまうことは心配ですね。
しかし、防寒対策として帽子を選ぶ場合には、赤ちゃんが体温が高いという事を念頭に置いておかなければなりません。
良かれと思ってウール素材のニット帽を選んでも、暑がりな赤ちゃんからすれば暑さでかえって頭に汗をかいてしまう事もあります。
汗をかく事も考慮しつつ温かさを重視するならば、厚手で保湿性の高いスムース生地や、保温・保湿効果のあるパイル生地を中心に選ぶのがおすすめです。
防寒対策として帽子を選ぶならば、見るからに暖かそうなニット帽に限定せずに、住んでいる地域の気候も判断材料にしていかに頭を覆う事ができるかを考えましょう。
【紫外線】から新生児の頭を守る帽子
新生児期はあまり外に出る機会がないとはいえ、年々、日差しが強くなっている事もあり紫外線対策は欠かせません。
髪の毛で頭を守れない分、大人よりも日光の影響を受けやすい為に熱中症の危険性も出てきます。
新生児期からおすすめの、赤ちゃんの紫外線対策用帽子にはどんなものがあるでしょうか。
【チューリップハット】
チューリップハットはその名の通り、チューリップの花のような形で、つばが広く赤ちゃんの紫外線対策にも最適です。
赤ちゃんのかわいらしさをより一層引き立ててくれるデザインでもあります。
【天竺生地の帽子】
天竺生地は薄く滑らかな肌触りが特徴で、横向きに伸縮性があります。
帽子の締め付けやピッタリ感が気になる赤ちゃんにも違和感を覚える事なく身に着けられます。
【フライス生地の帽子】
フライス生地はコットンの様な肌触りの生地で、リブ網になっている為に伸縮性に優れています。
吸湿性や通気性があるので、汗をかきやすい夏場にもピッタリです。
【ガーゼ生地の帽子】
柔らかくてふんわりとした素材のガーゼ生地は、帽子に限らず赤ちゃんの肌着としても選ばれやすい素材です。
その為、赤ちゃんにとっては親しみがある感触で、嫌がらずに帽子をかぶってくれる可能性が高いです。
汗をたくさんかいても乾きやすく、サラリとした感触が心地よいのが特徴です。
まとめ
新生児の間は髪の毛の代わりに様々な種類の帽子が活躍します。
年中通して使える生地もありますが、赤ちゃんは汗をかきやすい為、夏用や冬用で分けておいた方が衛生的にも清潔に使えます。
防寒や紫外線対策の為に帽子をかぶる場合は、赤ちゃんが嫌がらない素材を中心に選びましょう。
正しい知識を持って、赤ちゃんにピッタリな帽子を選んで下さいね。