新生児育児で気を付ける5つのこと

新生児育児で気を付けたいことって?

生まれてから4週間までの赤ちゃんのことを「新生児」と言いますが、この時期はまだ体も小さくて壊れてしまわないか不安…というくらいですよね。

ママも最初は、赤ちゃんにどう接していいか、おっかなびっくりというところではないでしょうか。

 

そんな新生児の育児では、この時期特有の気を付けるべきことがあります。

たとえば、新生児黄疸や生理的体重減少などです。

知っておけば、ママも慌てず注意しながら赤ちゃんのお世話をすることができますよね。

今回はそんな新生児育児で気を付けたいことについて、詳しくご紹介します。

 

気を付けたいこと:新生児黄疸

黄疸とは、皮膚や白目の部分が黄色く見える症状のこと。

血液中に含まれるビリルビン値が高いことで起こります。

決して珍しい症状ではありませんから、たとえ黄疸だと診断されても慌てることはありません。

というのも、一般的には生後2~3日の間に現われ、生後1~2週間で症状が改善されていくことが多いからです。

 

とはいえ、赤ちゃんが黄疸だと言われると心配になってしまいますよね。

自然に改善されない、または光線治療などを行っても改善されない場合は、一度かかりつけ医に相談をしましょう。

 

新生児黄疸は何故起こる?

 

気を付けたいこと:生理的体重減少

新生児期の赤ちゃんのお世話では、ミルクや母乳をどれくらい飲めているか、また、排便などの回数をこまめに確認することも多いですよね。

順調に体重が増えていれば、赤ちゃんがしっかりミルクや母乳を飲めている証拠と捉えるママもいると思います。

 

しかし、実は新生児期の赤ちゃんは日に日に体重が増えていくわけではなく、生後3~5日経ったあたりから徐々に体重が減少し、出生時の体重を下回るようなことが起こります。

これを「生理的体重減少」と言い、どの赤ちゃんにも起こる現象です。

順調に母乳を飲めていたと思ったのになぜ?…と、ママはビックリしてしまうかもしれませんが、これも1週間後には出生時の体重に戻っていきますので「一時的なもの」と捉えて様子を見ましょう。

 

ただし、

・生理的体重減少が少ない(または、全く減らない)

・生理的体重減少後に体重が元に戻らない

・体重減少率が高い

などのような場合は、速やかにかかりつけ医に相談してください。

 

体重が元に戻らないなどの場合は、ミルクや母乳が上手く飲めていないことが考えられます。

この時期の赤ちゃんは非常にデリケートですからよく観察して、万が一のときに備えられるようにしておきましょう。

 

新生児生理的体重減少の原因とは?

 

気を付けたいこと:窒息事故

まだ言葉も話せず、苦しくても自分の力でどうにかすることのできない新生児期の赤ちゃんの場合、窒息事故には十分気を付けたいですね。

よくあるのが布団による窒息事故。

フカフカの布団に顔が埋もれてしまって窒息することがあります。

 

ほかにも、寝ている赤ちゃんの周りに置いてあるぬいぐるみ、タオルなどがふとした瞬間に赤ちゃんの顔にかかってしまい、自分で振り払えない赤ちゃんが窒息してしまうケースもあります。

1日中、寝て過ごすことの多い新生児期の赤ちゃんですから、特にベッド周りや布団選びには配慮しましょう。

 

また、添い寝や添い乳をしているママが、育児疲れから赤ちゃんの上に覆いかぶさるようにうたた寝してしまわないことも窒息事故を防ぐ大切なポイントです。

 

気を付けたいこと:ミルクの温度調整

初めての育児では、ミルクを作ることも慣れないため温度調整が難しいと感じるママもいると思います。

段取りが悪く、泣いている赤ちゃんをあやしながらミルクを作っていると、焦って十分に冷まし切れていないことも。

ミルクが熱過ぎて、赤ちゃんがヤケドをしてしまわないよう気を付けたいですよね。ミルクを作るときは70度以上のお湯を使用しますが、与えるときのミルクの温度は40℃ほどが目安です。どんなに急いでいても、必ずママの腕の内側に垂らして温度を確認してから赤ちゃんに与えるようにしましょう。

 

気を付けたいこと:沐浴の事故

新生児の赤ちゃんは、まだ大人と同じお風呂には入れませんから沐浴を行いますよね。

沐浴も、初めての育児では慣れるまでが大変!

沐浴が嫌で泣いたり暴れたりする赤ちゃんいて、うっかり手が滑ってしまいそうになることも。

不慣れなうちは、ママとパパ2人で一緒に赤ちゃんを支えながら洗ったり背中や股の部分に支えがある沐浴バスを使ったりして、沐浴時に赤ちゃんを落としてしまわないよう注意しましょう。

 

同時に沐浴ではお湯の温度も要チェック。

必ず湯温計を使用し、38℃くらいの温度になっているか確かめてから赤ちゃんを入れてあげてください。

 

まとめ

まだ育児に不慣れな新生児期。

ママもパパも手探り状態であることから、思わぬ事故につながるケースもあります。

また、新生児期特有の体の変化があり、ちょっとしたことにママも不安になってしまうことがありますよね。

 

そんなときは、まずはママが落ち着いて冷静になることが大切!

小児科にかかるときも、落ち着いて症状を説明しないと迅速に正しい診察を受けることができませんよ。

慣れてくればママもきっと赤ちゃんのお世話がスムーズにこなせるようになりますから、今は1つ1つ焦らず丁寧にお世話することを心がけましょう。

この記事を書いたライター

たけだ あおい
たけだ あおい

東京都出身、埼玉県在住。 現在、パートにて事務職の仕事をしながら、在宅ライター、幼稚園児の娘の母と3つの顔を持っています。 毎日ちょっぴり反抗期の娘の子育てに奮闘中!! 働くママという目線から、同じように子育てに悩み、楽しんでいるママたちのためになる情報をお届けしたいと思っています。

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