生後0ヶ月のママが抱える授乳の悩み
生後0ヶ月の赤ちゃんのママは、赤ちゃんとの生活がスタートしたばかり。慣れない生活に、不安やストレスを抱えているママも多いかもしれませんね。
なかでも授乳の悩みは、大きなもの。
「母乳は足りている?」
「授乳のリズムが定まらない!」
「思うように母乳が出ない」
など、人によって様々ですよね。
そこで今回は、生後0ヶ月のママが抱えるよくある授乳の悩みとその対策についてご紹介します。
悩み1.母乳が思うように出ない
生後0ヶ月の頃から母乳がたくさん出るママもいれば、そうでないママもいます。
思うように母乳が出ないと、それだけでママは「母親失格なのかも」と悩んでしまうことも。完全母乳で育てようと張り切っていたのに、思うように母乳が出ないとショックですよね。
生後0ヶ月のママはまだ体が慣れていないこともあり、赤ちゃんがおっぱいを吸っても脳に分泌の指示~伝達が上手くいっておらず、母乳が思うように出ないケースもあります。
また、授乳の姿勢が正しくないことで上手く赤ちゃんがおっぱいを吸えていないことも考えられるでしょう。
【対策】
赤ちゃんが泣いて母乳を欲しがるようなら、授乳間隔に関係なくおっぱいをあげるようにしましょう。何度か吸わせることで、乳管が開いて母乳の出が良くなることがあります。
また、授乳する姿勢も見直してみてください。
赤ちゃんの角度や乳首の含ませ方など、もう一度基本を確認しながら授乳してみましょう。
もし不安な場合は、母乳外来などを利用して相談してみると良いですよ。
悩み2.母乳が足りているか心配
生後0ヶ月のママは、まだ赤ちゃんが1度にどれだけ母乳を飲むのか?そもそも母乳が出ていて、赤ちゃんが飲めているのか?心配になってしまいますよね。
母乳が足りていない場合はミルクを足さなければなりませんが、その目安すら分からず戸惑うママも多いでしょう。
【対策】
生後0ヶ月の赤ちゃんは、完全母乳の場合の授乳回数は1日7~8回、混合の場合は1日6~8回が目安です。
こまめに体重を測り母乳量が足りているか確認するのも良いでしょう。
・赤ちゃんの体重が成長曲線から大幅にズレていない
・おしっこの回数が1日6回以上は出ている
・赤ちゃんの顔色が良く、機嫌も良い
なども、赤ちゃんの観察の目安です。
不安な場合は、産院の母乳外来などで相談をしてみるのもいいですよ。
最初は誰もが不安なもの。ママだけでないので、積極的に相談しましょう。
悩み3.授乳のリズムが定まらない
母乳の場合、1時間も経たずに赤ちゃんがおっぱいを欲しがって泣くこともありますよね。
なんだか常に授乳をしているような気がして疲れてしまうママも。
1日の授乳回数や授乳間隔がなかなか定まらないと、ママも生活リズムが整わないのでストレスになりますね。
しかし、実は生後0ヶ月ではまだ授乳のリズムが定まらなくて当然のこと!
生後3~4ヶ月頃にやっと授乳リズムができてくるので、今はまだ焦らず根気よく向き合いましょう。
【対策】
生後0~2ヶ月まではまだ授乳リズムが定まらなくても大丈夫!
1日の授乳回数も、あまり気にしなくて良いですよ。
赤ちゃんが欲しがるだけあげましょう。
ママも赤ちゃんも、授乳に慣れてくると上手におっぱいを飲ませられるようになります。すると、赤ちゃんも1度にたくさんの量を飲めるようになるので、自然と授乳回数も減ってくるでしょう。
徐々に赤ちゃんとの生活にも慣れてくるので、1日の生活リズムを整えることで授乳リズムも把握しやすくなります。
育児日記を活用し、授乳時間やおむつ替えなど日々の赤ちゃんのお世話を簡単に記録しておくのもおすすめです。
悩み4.あまり母乳を飲んでくれない
生後0ヶ月の赤ちゃんは、まだ吸う力も弱いため上手く母乳を飲むことができません。また、首もすわっていませんから正しい授乳姿勢を赤ちゃん自ら作ることも難しいでしょう。
そんなときは、ママが赤ちゃんをしっかり抱っこし、正しくおっぱいを含ませられるようにサポートしてあげることが大切です。
【対策】
正しい姿勢で授乳ができているかは、以下の3つのポイントを参考にチェックしてみてください。
・赤ちゃんとママのお腹が密着しているか
・赤ちゃんの鼻先と乳首が向き合っている姿勢か
・乳輪が隠れるまでしっかり乳首を含ませられているか
赤ちゃんの首を支えるのが大変な場合は、授乳クッションや座布団を使用するとママも姿勢が崩れず授乳することができますよ!
浅くおっぱいを吸わせていると、母乳を上手く飲めないだけでなく乳腺炎等のトラブルを引き起こすこともあるので注意しましょう。
まとめ
生後0ヶ月の赤ちゃんとの生活は、まだ慣れないことばかり。
上手くいかなくても当然ですから、焦らずゆっくり1つ1つ対処していきましょうね。
不安なときは、ママ1人でその悩みを抱え込まず相談することが大切です。
積極的に母乳外来などを利用して、この時期ならではのトラブルや授乳の悩みを解消していきましょう。