生後2ヶ月のママが抱える授乳の悩み

生後2ヶ月のママが抱える授乳の悩み

赤ちゃんが生後2ヶ月になると、授乳をはじめとするお世話にも、徐々に慣れてきた頃ではないでしょうか。

この頃の赤ちゃんは筋肉もついてきて、バタバタと手足の動きも活発になってきます。

予防接種も始まり、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつお出かけを楽しむママもいるでしょう。

 

赤ちゃんとの生活に慣れてきても、授乳に関する悩みは尽きません。

ひとつ解決しても、また新たな悩みが出てくるものです。

そこで今回は、生後2ヶ月のママが抱える授乳の悩みについて、ご紹介します。

 

悩み1.授乳時間が短くなった

新生児の頃から、毎回の授乳に時間がかかることに、負担を感じていたママもいるでしょう。

しかし生後2ヶ月を迎えると、反対に短時間で授乳が終わってしまい、不安になるママがいるようです。

母乳育児の場合どのくらい飲めているのか分からず、余計に気になりますよね。

授乳時間が短くなるとママは少し楽になりますが、原因が分からないと体調不良なども心配になるでしょう。

 

【対策】

生後2ヶ月の赤ちゃんは口の周りの筋肉も発達し、母乳やミルクを飲むのが上手になります。

赤ちゃん自身授乳に慣れてきたことも重なり、飲む量は増えたのに授乳時間は短くなるようです。

 

そのため生後2ヶ月になり授乳時間が短くなっても、特に心配のない場合が多いでしょう。

もちろん原因はこれひとつではないため、体重が増えているか、きちんとおしっこやうんちが出ているか、確認するのも大切です。

 

またミルクの場合あまりに飲み終えるのが早いと、乳首が合っていない可能性があります。

月齢によってサイズアップするタイプもあるため、使用している乳首を見直してみましょう。

 

悩み2.夜間授乳がつらい

生後2ヶ月の赤ちゃんは3時間おき、1日に7~8回の授乳が基本。

まだまだ夜も起きて、授乳をすることが多い時期です。

赤ちゃんの授乳のタイミングで何度も夜に起きるため、ママにとってはつらいですよね。

授乳後すぐに寝てくれなければ寝不足が続き、心身ともに疲労がたまってしまうでしょう。

 

【対策】

生後2ヶ月の赤ちゃんは、まだ1度にたくさんの量が飲めないため、すぐにお腹が空いてしまいます。

夜間授乳が必要な時期とはいえ、ママは寝不足で体調を崩さないようにしなければなりません。

月齢が上がれば少しずつ夜間授乳も減ってくるため、それまでは工夫をしながら乗り越えましょう。

 

〈母乳の場合の工夫〉

・赤ちゃんを寝かせる前にはたっぷりと母乳を飲ませておく

・寝る前だけミルクをあげる

 

〈ミルクの場合の工夫〉

・ミルクや哺乳瓶、お湯、湯冷ましなど必要なものをすべて近くに準備しておく

・夜はパパと交代でミルクをあげる

 

〈共通の工夫〉

・赤ちゃんと寝るタイミングを合わせる

・授乳後の寝かしつけは、パパに代わってもらう

 

ママの夜間授乳の負担を減らすには、パパの協力が必須です。

申し訳ないと思わず、つらい時は寝かしつけやミルクをあげるのを交代してもらいましょう。

また1日を通して、できるだけ赤ちゃんが寝たら一緒に寝るようにすると、睡眠時間を少しでも確保できますよ。

 

ミルクの場合、必要なものをすべて寝室に用意しておくと便利です。

ミルクは計量して小分けにしておく、哺乳瓶は朝起きてから洗う、といった工夫もおすすめです。

 

悩み3.母乳のみに移行したい

母乳育児が軌道に乗る時期は個人差が大きく、時間もかかるもの。

生後2ヶ月になると、赤ちゃんの母乳やミルクを飲む量も増え、ママの母乳をつくる量も徐々に安定してきます。

1ヶ月健診で体重の増え方に問題がなければ、この頃に少しずつ母乳のみに移行したいと思うママは多いようです。

今まで混合にしていたママは、どうすれば母乳のみにできるのか気になりますよね。

 

【対策】

混合にしていた場合、いきなり母乳のみにするのは勇気がいります。

赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ母乳の割合を増やしていきましょう。

 

・泣いたら授乳を繰り返し、頻回授乳で母乳量を増やす

・徐々にミルクの量や回数を減らし、その分母乳をあげる

・夜間授乳もできるだけ母乳にする

・助産師や母乳外来で相談する

 

母乳の量を増やすには、赤ちゃんに吸ってもらうのが重要です。

今まで母乳の後にあげていたミルクの量や回数を減らし、とにかく頻回に吸ってもらいましょう。

ミルクが減るとお腹がすぐに減り、一時的に授乳の回数が増えるかもしれませんが、ここは頑張りどころです。

 

また夜間睡眠後は、母乳生産に大切なプロラクチンというホルモンが良く働きます。

そのため夜間授乳をすることで、母乳分泌を増やすことが期待できるようです。

母乳マッサージや、母乳指導を受けるのも良いですよ。

 

母乳のみに移行するには、赤ちゃんの機嫌や体重の増加量、よく眠るか、おしっこやうんちの量などを観察し、無理のないように進めましょう。

 

まとめ

授乳に関する悩みは、月齢ごとに変わってきます。

その時々に合った対策で解消していきましょう。

 

母乳の量には体質もあり、完全母乳に移行できるかどうかは人それぞれ。

赤ちゃんとママが元気に笑顔で過ごせれば、母乳でもミルクでも関係はありません。

あまり気負わずに、母乳やミルクを飲む可愛らしい姿をしっかりと堪能してくださいね。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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