9ヶ月の赤ちゃんを育てるママの悩み
体力もつき、活発になってきた赤ちゃん。泣き声も大きくなって、疲れが溜まることもあり、ママとしては少し気持ちがイライラしてしまうこともあるでしょう。
そんな産後9ヶ月のママはどのような悩みを抱えやすいでしょうか。よくある悩みと、その対処方法をまとめました。
産後9ヶ月ママの体の悩み
産後9ヶ月頃になると、ほぼ産後という意識も薄れる頃ではありますが、どのような体調の悩みを抱えやすいでしょうか。
【産後ダイエットがうまくいかない】
なかなか体型戻しがうまくいかないと悩んでいる人も多いでしょう。
母乳で育てているママは特にお腹が空きますよね。確かに母乳を赤ちゃんにあげていることで、消費カロリーも大きいものです。
けれども、だからと言って食べ過ぎてしまうと摂取カロリーが1日のエネルギー必要量を軽くオーバーしてしまっていることもあるようです。
母乳で育てているママの1日のエネルギー必要量は、年齢や日常の運動量によっても異なりますが、非妊娠時の1日のエネルギー必要量+350kcal/日。(*1)
必要量よりも食べ過ぎるのはもちろん、カロリーの高めのものをとるときは、1日の必要量を超えないように摂取カロリーを考えながら食べましょう。
ただし、痩せないからといって”食べないダイエット”を行うのもおすすめできません。
卒乳したママも、ミルク育児ママも、赤ちゃんと過ごすのは体力が必要です。育児中は食事量を減らすのではなく、お散歩へでかけるなど運動量を少しでも増やし、カロリーを消費するダイエットを心がけましょう!
(*1)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」
【月経再開後の貧血】
産後9ヶ月頃になると月経が再開しているママも多いですが、月経中は貧血状態に陥るというママも少なくないようです。特に母乳育児を続けているママは、母乳に優先的に必要な鉄分に回っているため、貧血の症状を感じる方が多いとのこと。
また、忙しいなどで食事の栄養バランスが整っていないと、鉄分が不足している可能性もあります。普段から意識して鉄分をとることを忘れないようにしてください。必要であればサプリなどを利用して鉄分摂取を欠かさないようにしましょう。
産後9ヶ月ママの育児の悩み
生後9ヶ月の赤ちゃんを育てるママが抱えやすい悩みはどのようなものでしょうか。
【離乳食の進み具合が心配・準備が大変】
生後9ヶ月頃になると、離乳食後期に入り、3回食になるというのが一般的ですが、これはあくまで目安です。個人差はあって当然ですし、赤ちゃんの体調によっても進み具合は変わるもの。赤ちゃんとママのペースで焦らず進めてくださいね。
また、1日のうち3回も離乳食を作ることを考えると、準備が大変ですね。そんな時は積極的に大人の食事からの取り分けメニューを考えてみてください。
簡単でおすすめなのは、お味噌汁を作る過程からの取り分けメニュー。だしは使わずに具材を煮込み、柔らかくなったら取り出し、赤ちゃん用と大人用で別々に味付け、調理します。
【赤ちゃんの発達が心配】
ずりばい、はいはい、おすわり、つかまり立ちなど、大きな目に見える成長を遂げる月齢なので、その発達具合が心配になる方もいると思います。
周りの同じくらいの子が気になったり、育児書の発達の目安と比べたり、早い、遅いで悩んでしまうママもいるかもしれませんね。
しかし、発達の仕方は個人差が大きい部分です。周りの子や育児書などと比べるよりも、赤ちゃん自身の1ヶ月前と比べてどうかという点に注目してみましょう。
また、9~10ヶ月健診もある頃なので、心配なことがあれば質問してみるといいですね。
産後9ヶ月ママの心の悩み
産後9ヶ月頃は育児や家事で大忙しで、どうしても気持ちに余裕がなくなってしまうママもいるかもしれません。
【イライラが止まらない】
イライラした時には、一度赤ちゃんから数十秒だけでも離れてみましょう。イライラした感情が赤ちゃんに向いてしまうのを避けるためです。
もちろん、目を離すと誤飲や転落の危険があるので、離れる時は赤ちゃんがいる場所が安全であるかどうかを確認したうえで離れます。離れている数十秒は、イライラした気持ちをリセットするように、ゆっくりと大きく深呼吸してみましょう。
後追いする子も多い時期なので、離れることが難しい場合もあるでしょう。しかし、ママにとっても赤ちゃんにとっても、ママが心を落ち着ける時間は必要です。
できればパパにお世話を代わってもらうのもいいですし、一時保育などのサービスを使ってみるのもいいでしょう。
ただし、赤ちゃんはママを困らせようとして泣いているのではない、ということは知っておいてくださいね。大好きなママだからこそ、精一杯甘えているのです。
だからママも赤ちゃんに笑顔で赤ちゃんに接することができるよう、イライラリセットタイムを積極的に作っていきましょう。
まとめ
時間に追われた生活や、1人の時間がない生活では、どうしてもイライラが溜まってしまいやすいもの。気持ちにも余裕が持てるよう、ママ1人で頑張りすぎず、パパに協力してもらったり、一時保育などのサービスをも上手に利用しながら乗り切りましょう。