授乳トラブル
生後4ヶ月の赤ちゃんは、生まれた時と比べて吸う力も強くなり、赤ちゃんによっては歯が生えてくるので、「乳首が腫れて痛い」「乳首を噛まれてしまった」というトラブルが増えてきます。
痛い思いをしながら授乳を続けていると、乳首が切れて出血したり、腫れ上がってしまうことで、より痛みが増してしまうこともあります。
中には感染が起きている場合があるため、なるべく我慢せずに早めに病院へ行って診てもらうようにしましょう。症状が軽いうちに受診すれば、授乳中でも使用可能な塗り薬を処方してもらえたり、授乳に関するアドバイスがもらえます。
授乳に関して困ったことや心配ごとがあれば、1人で悩まずに病院で相談してみると良いでしょう。
体型・体重の悩み
赤ちゃんが生後4ヶ月となり、だいぶ育児に慣れてきたころです。体調も回復し、生活リズムが安定してきたというママも増えてくるでしょう。そろそろ産後の体型戻しのために、軽い運動を取り入れるのがおすすめです。
妊娠や出産による体重増加や体型の崩れは、早いうちから対処しておくとより効果的です。主に、骨盤の歪みを解消するような動きを取り入れると良いでしょう。
家の中でできるようなストレッチや体操を始めたり、親子で行けるヨガやフィットネスなど産後のママ向けのプログラムに通ってみるのも良いでしょう。体を適度に動かし、汗をかくことはストレス解消にもつながります。
外出することで気分転換にもなりますので、心身ともにリフレッシュできるでしょう。適度に体を休めながら、無理なく続けることが大切です。
抜け毛
妊娠中は、女性ホルモンがたくさん分泌されるため、髪の毛が抜けにくくなるのですが、産後、急激に減少した女性ホルモンの影響により、今度は抜け毛が多くなっていきます。特に産後4ヶ月ころから抜け毛に悩まされるママが増える時期です。
個人差はありますが、産後6ヶ月~1年くらいでおさまってきますので、あまり心配する必要はありません。 しかし、抜け毛が酷い時期は、ヘアスタイルがうまくいかなかったり、お部屋が落ちた髪の毛で汚れてしまうなど不快に感じることも多いです。
髪の毛や頭皮への負担や刺激の強さ、頭皮の清潔さが脱毛に関連するため、抜け毛を減らすためには
・髪を短くし結ばない
・パーマをかけるなどの頭皮への刺激を避ける
・1~2日に1回髪の毛を洗い清潔さを保つ
・回復を早めるために休息をしっかりとる
・栄養バランスのとれた食生活を心がける
など、心がけましょう。
また、抜け毛が落ち着くと、今度は生えかけの短い毛が気になりだします。赤ちゃんをパパに見てもらうなどして美容院へ行き、スタイリングのしやすいヘアスタイルに変えてみると良いでしょう。
尿漏れ
妊娠・出産によって「骨盤底筋」がダメージを受けることで、産後に尿漏れなど排尿に関するトラブルが起こりやすくなります。 産後は、早めに骨盤底筋の機能を回復させることで尿漏れや排尿に関するトラブルを予防することができます。
産後すぐからできる骨盤底筋のセルフケアについてご紹介します。
【産後すぐ~3日ごろまで】
産後すぐは「排尿できない」や「尿意を感じにくい」といったトラブルが起こる場合があるため、尿意を感じなくても頻繁にトイレに行くことが大切です。 退院する頃には、ある程度膀胱に尿を貯めてから、少し我慢してから排尿するようにシフトするのが良いでしょう。
【産後1ヶ月ごろまで】
この時期はまだ骨盤底筋の機能が回復していないので、お腹に力のかかる無理な体勢や体操はおすすめできません。 なるべく骨盤底筋には負担をかけないようにしていきましょう。
【産後1ヵ月過ぎごろから】
会陰の痛みが治まったら、毎日2回程度骨盤底筋トレーニングを行っていきましょう。
骨盤底筋トレーニングは床に膝を立てて座り、背中は軽く壁につけます。 1分間を1セットとし、12秒ほど骨盤底筋を締め、残りの時間は力を抜きます。
この動作を10分間(10回)ほど繰り返します。